2012年06月23日

海の我が家

bts_335.jpg
どうもこんばんは。
しおのや宅のツマグロです。

もちろん本物ではなく、AQUAZONEと云うソフトにいる鮫です。
AQUAZONEと云えば、PCデスクトップで熱帯魚が飼える!で一世を風靡しましたね。
このブログでも過去にセガサターン版アクアゾーンを記事にした気がしたので
どんなもんだったかと思えば、

全ての魚がネオンテトラになって死滅していた

……なんてことを書いておりました。
本当にあのバグは一体なんだったんだろう。

で、なにゆえ今再びAQUAZONEなのかと申しますと、鮫が動くソフトはないものかと
検索したら、AQUAZONE水中庭園シリーズに行き着いたのであります。
わたしが購入したのは"HYBRID パーフェクト・海水編"と云う水中庭園シリーズの
海をテーマにした「リーフフィッシュ」「ブルーシー」「パシフィック」「カンブリア紀」
「イリュージョン」「イリュージョン2」の六本がセットになったものでして、
クラゲだらけの水槽にマンボウ一匹を放り込んで居心地悪そうに泳ぐのを眺めたり、
暗い部屋で、光る生物だけを集めた水槽を前に希望の光を探してみたり、
鮫を入るだけ水槽に入れて至福の眺望に時を忘れたり、
ウミガメを最大個体数にして名古屋港水族館に思いを馳せたり、
壁紙を好きな画像に替えてスクリーンセーバーを作ったり、楽しみ方は色々あります。
が、これは観賞専用ソフトの為、飼育は出来ません。
残念。
鮫と云う鮫はブラックチップシャーク、和名ツマグロだけです。
無念。
ぼんやりする時間が長くなってきたので、残念無念と言いつつ重宝しています。

そして、もう一本。
"Aqua Real 2"と云うソフトのデモ版をダウンロードしました。
スクリーンショットは撮れなかったのですが、生々しいイソギンチャクが揺れるインパクト。
最初そこしか見てなかった、と云うか今でも起動するたびにイソギンチャク見るけど
海流の流れをリアルに再現した、観賞&スクリーンセーバーソフトでございまして、
こちらは体験版の為、魚の追加などは出来なかったのですがそれはさておき、
観賞中のコマンドに「サメを呼ぶ」が有るのであります。

シャークコール!

そんなボタンがあって、やることはただ一つ。
押す。

クリックすると岩陰からサメがのっそりと現われて、画面手前に泳いできます。
肝心のサメの種類ですが、これがちょっとはっきりしません。
サイトのどこかに書いてあったかな。うーむ。
メジロザメ目の吻と口の形と体形、背鰭や尾鰭の先端が白いのと、
舞台(?)が熱帯海域の珊瑚礁なのでツマジロじゃないかと思うんですが
果たして。
で以ってシャークコールですが、何度かやっていたら、なんと鮫が二匹出現しました!
こちらに向かって来て、いきなり口開けたら怖いなあ見たいなあ、と思いますが
さすがにそこまでのサービスは無いでしょう。
デモ版だから、てんなら製品版を買いますけどね(笑)

不満は特にありませんが、こう云うのは雌しかいないのでちょっと寂しい。
鮫の生態シミュレーションなんぞあったら迷わず買うのに。
twitterのネタだったか、サメプラス(ラブプラスのパロディ)なんてのがあったけど
あれは本気で欲しい。
シャチに喰われて死亡とかマッコウクジラの集団に突付かれて大怪我とか、
スナメリに転生するとか、そう云うイベントをふんだんに盛り込んだシャークライフ
……嗚呼。

眺めるだけ、波音を聴くだけ、意外とこれが最近の楽しみでございます。

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2012年01月21日

巡り巡る再会の循環

恐らく、現在の嗜好と創作の根幹を形成したアニメと再会しました。
「恐らく」とつけたのは、あまりにも古い為、既に無意識に組み込まれて
いるかも知れず、把握が難しく明確な意識を以て判断出来ないからです。
こんばんは。
厳密には、YoutubeでアニメのOPをだらだら流れ巡っていたら
目を引くタイトルがあって、サムネイルに懐かしさと或る種の焦燥を感じて
クリックしたら、開けてびっくりだべ!と云う具合です。

衝撃の中、タイトルで検索して調べたところ、そのアニメは70年代のもので
ガキの頭ではタイトルも原作者も放送局も覚えられず、
OPのリズムだけを二十年以上記憶に残し、二度と観ることも聴くこともない
と思っていたからして、この唐突の邂逅には息が止まるほどびっくりしました。
いつもは大仰に云いますが、今回ばかりは誇張無く、息が詰まりました。
最も古い記憶の堰がひらいて、一瀉千里に過去が逆流する感じです。
なぜ異様に四つん這いが好きなのか、四足動物は全般で苦手なのになにゆえか
狐と狼(実際は狼ではなかった)は好きな理由、諸々、長い時間をかけて
熟成した嗜好の根が露出したのを目の当たりにしております。
ちなみに最近は狸も好きです。

しかし、まったくネットと云うのは恐ろしいものですね。
時代を指先ひとつで移動できる、思いもよらない部分からほどける融解する、
見付からなかったものを発見したり、仕舞っていたものを失くしたり、
雉も鳴かずば撃たれまい、果報は寝て待て、急がば回れ等々、
なんとも思考がまとまりません。

去年にDVDボックスが発売されたらしいので購入します。
買ったら記事に書くと思うんですが、もしそこから更新が無くなったら
現時と往時の濁流に呑まれて沈黙したと云う結末です。
ううむ、文章がまとまらない。

posted by しおのや at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 読む観る聴くの楽しみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月28日

雨の日、てぃだかんかんが届きました。

thidakankan_1.jpg
ナインティナイン岡村隆史さん主演の映画「てぃだかんかん」DVDが届きました!

郵便ポストに外装折られて差し込んであったそうですが、Amazonさん、と云うか
配達屋さん……。いいんですけどね、中身が無事なら。
ってことでさっそく開封!
thidakankan_2.jpg
おおお、かわいい。
写真では分かりづらいですが、下に並んでいる鉢植え珊瑚に目鼻がついとります。
頭痛には勝てず、映像はまだ観ておりませんのですが、なんとこのDVDに
ついている応募券で、抽選でサンゴ移植権が当たるそうでございます。
自分のネームプレートのついたサンゴが、海に移植されるわけです。
あああ、なんというダイナミック!官製はがき(応募用)買って来ないと!
応募の際は、応募券の貼付を忘れずに!

半年を経てやっと、珊瑚の奇跡よもう一度。
長かった!この映画を映画館で観てから、時間感覚がおかしくなっていまだに
元に戻っていませんが、本当に長かった!
でも、これからはいつでも観られます。でかい画面で観たいからTV買おうかな。

posted by しおのや at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 読む観る聴くの楽しみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月20日

復刊!

復刊ドットコムで復刊が決定し、情報を得た日に予約した漫画「コングルGood」
本日、手元に届きました。
作者のきむらひろき先生は、ネットの世界でブログの存在を知って読んで
なんか想像していた人と百八十度違いましたが、ブログもツイッターもない頃、
描く人の片影を見ることが出来るといえば、単行本の後書やら、雑誌掲載時の
広告部分の穴埋めやらしかなく、随筆エッセイでも描いてらっしゃらない限りは
その正体は謎に包まれておりまして、想像するにも限界がある為、まあこう云う
思っていた人じゃない現象も多々起こるわけですが、姿形を知っている知人でも
想像と違うなんてのはよくあることで、これもそう云うもんでしょう。
でも、漫画は面白かった。
昔読んだときの感覚が蘇るような、新しい視点で読んでいるような、新鮮な感じ。
きむらひろき先生のコングルGoodに影響されて、アクション漫画を練習していた
在りし日の苦悩と熱情を思い出します。
この漫画を読んでた時分は、まだコンビニエンスストアに敷居の高さを感じていた
頃でもありました。コピー取るくらいでしか行かない場所、のイメージ。
今じゃコンビニエンスストアがないと不便で仕方がない不精です。

とまあ、復刊ドットコムでと書きましたが、実家にあるんすけどね。単行本。
同じ人の同じ漫画だって解かっちゃいるんだけども、これも一つの応援の形って
ことでコングルGood!


posted by しおのや at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 読む観る聴くの楽しみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月29日

CDが聴けない

「ナインティナインのオールナイトニッ本」と云う本があります。

ナインティナインのオールナイトニッ本 (vol.1)

現在vol.2まで出ておりまして、vol.3も出版される模様です。

ナインティナインのオールナイトニッ本 vol.2 (ワニムックシリーズ 135) (ヨシモトブックス)

付録としてCDが二枚ついてくるお得な書籍なんですが、わたくし現在
CDデッキを持っておりません。
いや、有るってだけならデッキはあるんですけども、CDを読み込まなくなりまして
週一ラジオのオールナイトニッポンを聴くときにしか使っていません。
勿論、こうしてPCでブログを更新しているわけですから、CDはPCで聴けます。
が。
しかし、CDはCDデッキで聴きたい。DVDプレイヤーでも聴ける誘惑を振り切って
今の今まで我慢してきたわけで、ほかのCDならともかく付録と云う甘美な響きに相応の
舞台ってのがあるはずだ、とこうしてブログに打つって自体がそろそろ辛抱の限界を
明らかにしているような具合ですが、デッキを買い換えようと思ってから半年以上が経過、
だけどもTVも欲しい、あと今年の冬の為にヒーターを一つ買わないといけないし
それより本棚がまったく足りてない状況も打開しなければならない、と一つ買おうとすると
一つ以上買ってしまいそうで、おちおち財布の紐を緩められないのでございます。
今月のクレジットカードの支払が家賃とタメを張っているのも原因です。

最近はあまり音楽CDを買わなかったので、ほんと不自由なかったんすけどね。
結局、CDデッキがないからとブレーキを踏んで、解禁までの昂揚感を味わい尽したい
欲望の表われなんだろう、と自己分析。
考えてみれば、発売日前とか予約した商品が届く前日とかの気分の落ち着かないのって
精神的には昂ぶっているので、気持ちがいいんですよね。
いかん、それが癖になっているのかも。

ってわけで、待つのが好きなわけではありません。
満員の店の順番待ちが出来ない短気なので、有名どころには行ったことがありません。
京都駅の茶寮都路里とか(四度挫折している難所)、昼時の飲食店とか土日の券売機前とか
人の列に並んで待つのは苦手です。
期待を育てながらじっと息を潜めているのが好きなのであります。

「ナインティナインのオールナイトニッ本」の付録CDを聴いたときに、書籍の感想も
書こうと思います。ただ、以前書いたかもしれませんが、わたくしは感想文が苦手です。
鹿爪らしく書評までいかずとも、簡単な感想ってのも難しい。
この本の場合、懐かしさのアクセルで速度オーバーかますかもしれませんが。

posted by しおのや at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 読む観る聴くの楽しみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月08日

Wの微笑

このところの記憶力低下は夏の暑さのせいです。
皆さま、こんばんは。しおのやです。
夏も折り返しです、学生時分の夏には読書感想文ってのがありました。
そこでふと、気が付いた。

わたくし、読書量に関しては一般の目安以上と自負しております。
今でこそ落ち着いておりますが、学生時代は文字の虫で、本でなくとも文字が並んでいたら
すべて読み物である、と認識するほどでございましたので電話帳も宅配ピザのメニューも
手当たり次第に読みまくっておりました。
海外文学、取り分けロシア文学にはまってからは活字狂も絶頂期を迎えまして、
小説だけに絞っても年間二〇〇冊に迫ろうかって頃もありました。
大昔の話です。
自身の武勇伝と云ったらこのくらいしかないもんで。
今じゃ雑誌一冊読んだら満足です。先日、全巻セット購入の漫画を二日で読んだけど。

とまあ、本と共に在った青春のようなものですが、読んだ本の八割を覚えていません。
量としては認識出来るので、あれだけ読んでおいてなにも頭に入っていないとは果たして、
いやひょっとして年齢を重ねるごとに忘れ続けて現状に至るのか、記憶力のもうろくなのか
と云うか、あんだけの情報を叩き込んだってのに頭がちっともよくなってないだろとか
自分の読書に関して疑問が噴出したわけです。
そこに気付いたのです。

読んだ文字はどこへ行ったのか。

で、友人にそれを相談しました。
友人曰く「それって大食いの人で痩せてる人いるよね。あれと同じちゃうん?
あの人らって栄養が胃袋とか腸とかマッハで通過するから太らんのやろ?」だそうで
一部知識の誤りはさておき、読んだ側から出て行く構図と云うのが頷けますところ。
じゃなきゃ頭がオーバーヒートして煙吐きそうだもんなあ。
真実はさておき、よく考えてみると、わたしは文字を読むのが好きだったわけであって
物語に感動すること自体はそんなにありませんでした。注*ロシア文学を除く。
どちらかと云うと、感動やら影響やらは漫画から受けたような。
てわけで、読んでいるのは文字だけで、物語や内容は全然読み取っていない、が正解でした。
でも世界の統計データとか覚えてんだよなあ。軍事関連の本とか医学書とか。
ジャンルで云えば、小説(創作物語)に対する記憶が弱過ぎる。
おかしい。変態性y《有害単語削除ビームにより抹消》なんかはばっちり覚えているのに。

なんか虚しい読書家の窓。

煎じ詰めると、今でも内容を覚えている書籍は生涯の友になっておりますから
これはこれでいいのかも知れません。
「記憶容量が少ないから取捨選択が得意なんだね」と相談相手の友人に言われました。
語尾に小文字のWを四つも並べやがってあのやろう。

posted by しおのや at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 読む観る聴くの楽しみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月26日

心、疑、他意

思うところあったので、改訂版の「精神科ポケット辞典」 刊/弘文堂を購入しました。
別に、調べる病気があるわけではないのですが、読むこと自体が薬と同じ意味を持つので
解かろうと解かるまいと知っていようといまいと、鎮静効果は充分あります。
疾病以外のこともあれこれ載っているので、色々と勉強になりますが、わたくしはなぜか
医学書を読むとひどく昂奮する為、読後はだいたい疲労に見舞われます。

耽読の中、ふと、熱情妄想と云う項目に目が止まりました。
そは、熱情が持続し、一定の主題に集中、結晶化して扇形に発展する妄想のこと。
行き過ぎれば恋愛妄想にしろ復権妄想にしろ嫉妬妄想にしろよろしくなけれども
内々で、自分の中だけでそれが起こるなら、そのエネルギーは素晴らしい。
結晶化して扇形に発展するってのがいささか文学的な解説で、それをわたしが勝手に
いいように解釈しているだけかも知れないけど、なんかこの状態って人事じゃない。
数年前、まさに涸れない尽きない萎れない熱情に身を置き、結晶化は知らんが
末広がり気分の意味で扇形に発展させた覚えがあります。
これこそ精神の楽園だと本気で思ったし、今もそれに疑いを挟む余地なぞありません。
なるほど、この思い込みというよりかは執着、妄執に近い感じがそれなんでしょう。

ま、数ある楽園物語の例外ではなく、一夜にして壊滅させられて御終いの幕引きでした。
急に行き場を失った熱情はさして高性能でない思考回路を決壊させ、それでも体裁だけは守る為
棘も刃も爆弾もすべて狭い物置に押し込め、やがて反対側の壁を突き破って出る、
けども、体面だけは守り切った。

知識に触れると、事物によるところもあれ、客観的な分析がし易くなります。
と云うか、分析出来るくらいには過去になったってことですかね。
なんだかなあ。

posted by しおのや at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 読む観る聴くの楽しみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月12日

海と珊瑚と、奇跡再び

「てぃだかんかん」を観に行ってきました。
四月に一度観ましたが、もう一度観たい気持ちに逆らわず、行って参りました。
前に観たとき気付かなかった部分に気付いたり、或る場面の裏側で起こっていたことに気付いたり、
海と空がきれいであると改めて感じたり、作品の性質からして結末を知っていても問題無く、
取りこぼしていたシーンを拾い集めながらじっくり楽しんできました。

帰りに書店で「てぃだかんかん」の原作を探しましたが、こちらは見付からなかったので
また、別の本屋で探そうと思います。

謎もなく泥沼もなく(金銭トラブルの沼はあるけど)じんわりと沁み込む物語が
疲れた頭に心地良い。
禁煙の紙を剥がす場面の、時を経て日に焼けて茶けた紙と、そこに書かれた文字と、
その場面の静けさが大好きです。
でもなにより、消費者金融の店の前のシーンがいっとう好きです。

posted by しおのや at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 読む観る聴くの楽しみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月28日

海と珊瑚とてぃだかんかん

先日の休みに邦画「てぃだかんかん」を観て来ました。
沖縄を舞台に、開発で変わり果てていく海を元の姿に戻そうと奮闘する男の物語。
主演は岡村隆史さん。
いやあ、沖縄はいいですね。
主演で多少の贔屓目はあるにせよ、映画を映画館へ観に行きたいと思ったのは
実に二十年以上の御無沙汰です。
まだ公開されたばかりなので詳しくは書けませんが、目の保養と魂の洗濯になりました。
愛と友情と努力、言葉にすると堅いけど、観れば心の琴線に触れる。
生々しい愛の表現や、日常のコントラストを強める過剰な暴力などはありませんで
映像から受ける刺戟は少なめですが疲れた頭に心地良い作品でした。
いや、刺戟と云うか、昂奮しましたけどね。ラストのs(添削済み)

thida_kankan.jpg

そんなてぃだかんかんの一場面。
瞼に残る映像を頼りに、ちっさくまとまる主人公・金城健司と、海と空。
もう一回、観に行きたいなあ。

posted by しおのや at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 読む観る聴くの楽しみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月25日

携帯配信コミックのこと

携帯電話で漫画を読む、と云うのは不思議な感覚ですね。
布団に寝転がって読むなら本でいいじゃないか、と思うけども一度読み始めると
本でも端末でも変わらないような気になって、ダウンロードで即、読めるってのもあり
そこそこ利用しております。
基本的には、特集とか一話無料のお試しとかで気に入った漫画を買いますが
たまに検索を使って好きな漫画家さんの漫画がないかと探します。おおよそ、その作家さんの
作品の一つはヒットすれども、読みたい漫画は配信されていないことが多くて寂しい。
なので配信されていたら発作的に購入することもあります。が、

本で読まないと駄目だー!

と思うのがほとんど。
原作(漫画本)を知らないのに関してはいいんですけど、本で読んだものの多くは
ページと云う空白に黒いインクが描く空間を一として記憶しているからでしょう。
携帯漫画ではぶち抜きのコマとかリサイズされていたり、省略されていたり
コマとコマの間と云うか、コマ運びのテンポの違いに戸惑ったり、ベタとホワイトのバランスとか
記憶にある物語に関しては、携帯コミックよりも漫画本でないと駄目です。
先日、紙媒体の本は九割がた(八割だったか)消えるだろうってなニュースの見出しを
目にしましたが、わたしは一割側へ分類されることに間違いないようです。
携帯配信のエロ漫画は修正が酷過ぎt
それに、夕日は一コマずつ読むものじゃない。
いしいひさいち氏、やまむらはじめ氏の漫画も携帯電話じゃテンポが詰まってしまう、
唐沢なをき氏の漫画に至っては、良い意味でページの常識をぶち壊すあの手法を
一コマずつ読んでいたらこんぐらがりそうです。
ここ二年間ほど、最近の作品は読んでいないので解からないけど。
小説なんかも紙のほうが読み易い。
個人的な感覚ですが。

携帯で読んだ漫画を本として買う、なんてこともやります。
無駄遣いと思わないわけでもないんですが、四十円、五十円で内容が解かるから
ビニールで包まれた書籍を表紙買いして中身が落胆ばりばりなんて事態は避けられる。
サンプルサイズなら無料ですしねえ。
いい時代になったもんだ。
果たしてどうだか。

posted by しおのや at 22:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 読む観る聴くの楽しみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月10日

絵と物語と画

友達に誘われてpixiv(ピクシブ)に参加しています。
元々、ロムとしてアカウントだけは持っていたんですけれども、ちょこっとだけ
顔を出す=イラストをアップするようになりました。
しかるに、散文を生む画や散文の為に生まれた絵は置きません。
ってわけで、ほっとんど投稿していません。倉庫にもしていませんです、今のとこ。

イラストをイラストとして描く、と云うのがなんであったのか思い出せない昨今、
文章を離れた純粋なイラストとしての絵が、果たしてわたくしのペンの中に存在するのか
微妙なところではあります。
「落書き、素描」に分類した絵なんかがそうかな。
しかしそっちは描きかけが多くて、イラスト専門サイトに投稿するってもなんか
趣旨が違う気がするし、なかなか難しいものでございます。
てえ云いますか、絵を描くときには文章を捻り、文章を練るときには絵を思う、
とか七面倒臭いことをやっているから、いつも下書きどまりなんですね。きっと。

原作有りのものを向こうに貼り付けるようにしようかなあ、と考えたりしましたが
好きなものは人の目に付かない、かといって人の目が全くないと云うわけでもない
僻地のあばら屋に飾るのが趣味です。
好きなもののことにほど沈黙を守ります。ガキの独占欲か(笑)。

なんて、つらつら打っておりましたら、なんとなくこちらと向こうの違いが解かりました。
ここは自宅で、向こうは展覧会場。
もちろん、わたくしの個人目線の話。

posted by しおのや at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 読む観る聴くの楽しみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月10日

洋書日和

“COMMANDERS OF THE CIVIL WAR”の三冊をセットで購入しました。全英文です。
だが、わたしに英文も母国語文も関係ない。興味はあらゆる難関を越える。
探していたけどどこにもなく、先日久し振りに探したらありました!古書店、万歳!

内容を一言で云うと、南北戦争の参考文献です。
軍服や武器のカラーイラストや、戦場での作戦展開図、各将軍の紹介はもちろん、
砲台や砲弾の断面図や銃剣図、戦場にただ横たわる瞑目した兵士の写真など
胸躍るものから遣る瀬無い気持ちを揺す振り起こすものまで、色々あります。
様々な角度から、その時代を切り取った書籍。
これでまた、南北戦争に一歩踏み込めると思います。
わたしの頭の中での戦争ってのは、この時代の、人が人を殺す戦争で止まっています。
いや、この話は神経を遣うのでこれ以上は語りませんけれども。

まさか、三冊一気に入手出来るとは思わなかったのでもうテンションが鰻登り。
うなぎは白焼きがいいですね。

個人的にはゲティスバーグでなくて、ワグナーが好きです。
とか云いつつ、自作ブロック崩しの主役格リパ・チェンバレンの名字は
ジョシュア・L・チェンバレン大佐の名を畏れ多くも引っ張ってきました。
チェンバレン大佐って云うと、有名なのはゲティスバーグ戦ですね。
朝三暮四。
シャーマン将軍の経緯も調べると病み付きになります。
この項目に関しては、病的レベルでも構いません。人文地理の血が沸騰します。
いつか、あの名を拝借したいと思っています。
上の文章で、ピンと来る人だけ解かってください。

新しい知識を手に入れたら、がつがつ創作意欲が湧いてきました。
どの方向に行くかは定まっていないけど。
posted by しおのや at 23:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 読む観る聴くの楽しみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月25日

クリスマス・ソング

わたくしが好きなクリスマスの歌は、次の二曲です。
曲の解釈は独断と偏見により生産されています。悪しからず御諒承ください。

「クリスマスキャロルの頃には」 稲垣潤一
愛の在り方を見失った男女の物語。
クリスマス・キャロルが街を飾る日が来たとき、答えを見付け出せたのかは語られず。
「出会う前に戻ってもっと自由でいよう」とは愛し過ぎた結果か、愛の完全完璧を
求めるあまり息苦しくなってきたのか、愛と現実の違差が距離として現われたのか。
なんとなく身近に感じる一曲。

「君にMerryXmas」 小田和正
クリスマス前に喧嘩別れしたらしい男女の物語。
静寂と喧騒の混じる煌びやかな街に雪が化粧を施し、最高のクリスマス舞台なのに
「メリークリスマス」を言いたい相手がいないと云う究極の肩透かし。
君にこのまま会えない気がする、と思う陰気臭いところがこの歌の魅力であり
聴いているこちらのテンションを微妙にする魔法である(笑)。
風邪と喧嘩はこじらせると厄介、と云う好例。

次点「いつかのメリークリスマス」 B'z
楽しかった日々の追懐。
時間の交差点で未来と過去が擦れ違う感じ。


基本的に、ハッピーでないほうが好きです。
別にクリスマスに何があったわけではないんですけども、わたしの創作の基盤が
「悲劇と云うには地味、幸福と云うには喪失でか過ぎ、一過性だけど病根を長く残す」
もろもろ、どちらかと云うと後腐れじゃんじゃんばりばりってなもんでして、
なーんっても気分次第の部分が一番強いわけでございますが。
昨日の記事の漫画はラストを描く前にFoo Fightersの“Next Year”を聴いた影響で
氷解を暗示するような終わりにしてしまいました。
と云うわけで、ハッピーエンドが嫌いなわけじゃありません。
バッドエンドが好きなわけでもありません。

さておき。「クリスマスキャロルの頃には」は心に沁みる良い歌ですね、ほんと。
posted by しおのや at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 読む観る聴くの楽しみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月22日

誰かの存在、わたしの存在

「わたしを離さないで」  著/カズオ イシグロ 出版/早川書房
介護人、と云う仕事をする女性・キャシーの一人称小説。フィクション。
この物語を読んだとき、脳味噌に電流が迸りました。

以下、内容をばらす部分もありますので、推理小説を後ろから読むのが苦手なかたは
本日の記事を御覧にならないよう願います。

介護人キャシーは、自分や友人の育った“ヘールシャム”と云う施設を回想する。
隔離された場所に建つ学校、静かな違和感の波紋の広がる中でキャシーたちは
歳相応の少年少女として友達と秘密を共有したり、仲違いをしたり、恋に恋したり。
外部との接触はなく、保護官と呼ばれる大人が子供たちの世界のすべて。
ヘールシャムに於ける、不可思議な美術の時間。唯一例外の不可解な来訪者。
やがて、キャシーの辿る記憶は「提供者」と云う部分に行き着く。

……と云うのが大まかなところです。


その実、ヘールシャムの子供たちは臓器提供者として造られたクローン人間でした。
ヘールシャム以外にもクローン人間育成施設はあるけれど、キャシーの一人称なので
ほかの場所についてはほとんど触れられてはいません。
また、臓器提供用の人間を造ることの是非を問うこともありません。
クローン技術や研究にまつわる専門的な記述もなければ、クローン人間作成の
機密に係わるスリリングな展開もありません。
ただ淡々と回顧されるキャシーの思い出、静謐なる不穏の近付く筆運び。

造られた子供たちは「提供者」となり臓器を提供する。
けれども、存在は誰にも明かされず、礼を言われることも感謝されることもなく、
誰に知られることもなく、死と云う終わりが来るまで提供する為に生きる。
提供者の術後の世話をする「介護人」もいづれは提供者となる。
キャシーの親友ルースは最期に、この運命を断ち切る為の鍵をキャシーに渡すが、
変えられる運命は存在しなかった。
造られた子供たちの運命は造り出された瞬間に決定されている。
予定運命図の空白の部分は、
いつどこの臓器を切り取られるか、その手術で不測の事態が起こるか起こらないか、
何回提供することが出来るのか、何度目で自分が駄目になるのか、
そんなことだけ。


初めて読み終わったときは、あまりの読後の悪さ(よい意味で)に頭を痛め、
二度目に読了したときには静謐さの中に滲み拡がるカタストロフィの余韻に痺れ、
三度目は吐き気を覚えました(よい意味で)。



表紙カバーのカセットテープの意味は、読み進めていけば納得するのですが
タイトルの意味は、いまだに解かりません。
誰が誰に言ったのか、それとも助けを呼ぶ声なのか、ささやかな願いなのか、
読み込めば読み込むほど、タイトルの真意が奥底に沈んでいく気がします。

私の所持しているのは2006年版なんですが、なんと本日、この書籍の文庫版が
発刊されておりまして、見た瞬間思わず(迷わず)購入ボタンを押しました。
…中身一緒だと思うんですけどね。
えー、わたくし、読書中は音楽をあまり聴かないんですが、この本を読むときは
映画「息子の部屋」のサウンドトラックをエンドレスリピートします。
そっちはイタリア映画で、こっちはイギリスが舞台の小説だけど。
「息子の部屋」については、機会があればまたいづれ。

蛇足。
この作品に触発されて、運命も目的も決められた状態で生まれてくる人々、を
書こうと試みたのですが失敗し、別のかたちで活用した過去があります。
「わたしを離さないで」は、創作転機の一つ。
posted by しおのや at 20:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 読む観る聴くの楽しみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月05日

団地へ行こう!

久し振りに書籍の感想文でございます。
今回、取り上げますは、「団地の見究」 著/大山顕 出版/東京書籍 と云う一冊。

この本、タイトルの通り団地の研究、いや見究の論文の如き本です。と云っても難しい記述は
一切なく、団地をこよなく愛する著者が大型カメラで撮影した団地の写真を元に
愛情たっぷりの分析を試みている、と云う感じ。
見開きの右側に団地の写真、左側にはデーターが掲載されています。
そのデーターとは、何階建てで築何十年で陽射しは南向き…などと云った住宅情報ではなく
COLLAR:形而上ブラウン
とか、
COLLAR:ザ・高島平ブラウン、不思議オレンジ
とか。
団地の在る場所を示す為に地図を載せてあるんですが、世界地図なんですよね(笑)。
だからどのページでも団地の場所は一緒(矢印は日本を指している)。
意味がない部分にスペースを割く、このゆとり!
それから、筆者の独断と偏見と愛で書かれたチャートも面白い。
項目は「(団地の)ダンディ度」「交通の便」「成熟度」「コーヒー度」(これはコーヒー好き
であるらしい筆者ならではの指数。ひどく昂奮したり疲れたりすると数値が上がるそうな)
「階数」「連続性」と云う六つの項目にグラフの花が開いております。
見所をユーモアたっぷりに解説した“POINT”もいいけど、笑えるのはイラスト/注釈の部分。
それと、九つのアイコンで表わした団地の感想。
「人生を語り合いたい団地です」と云うマークがあるかと思えば、
クリーニングのドライマークにバッテンを重ねた「ドライでなんかいられません」マークや
「感電するような衝撃があります」マークなどなど。
かと思えば「電車でのアクセスが便利です」とごく普通のマークもあったり。

見究本とはよく云ったもので、これぞ団地の面白解体新書。
一戸建てのほうが好き、マンションでないといや、と云うかたも、図書館で借りれば
家のローン返済の枷になりませんから、興味をもたれましたらぜひ御一読ください。
家庭の概念を除外した、容器としての家なる物質を別視点から見るのも愉快でございます。

実はわたくしも、著者ほどではありませんが、住宅が好きです。
私の場合は間取り図を眺めるのが好きなのですが、この本を読んだら外観フォルムや
建物の色、干してある洗濯物なんかもなかなかよいものだと思えてきました。
新しい境地が開けそうです。

注*覗きは犯罪です。住宅を見るときは、遠くから、自然な体勢で、良識的に行いましょう。
posted by しおのや at 20:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 読む観る聴くの楽しみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月01日

もいちど試用 Stepup

「SAIですぐデキる!スーパーペイントテクニック」 晋遊舎
と云う書籍を購入しました。厳密には家人が買ってきてくれたんですが。
タイトルの通りペイントソフト“SAI”のライセンス購入の仕方から、基本的な使い方、
ちょっとしたテクニックなどなど、今使っているかたにも、これから使うかたにも
中身の濃い内容になっております(注* わたくし視点による)。
以前はネットでSAIのテクニックを調べたり、知人と情報交換したりしていましたが
これぞ独学の書!
ばっちり、描画力の向上を図ろうと思います。

なお、意気込みと結果は必ずしも一致しませんので、悪しからず。
取り敢えずのところ、ペンタブレットの感覚を思い出すことからです。
スタート地点戻り過ぎ。

PCが変わったので再度、試用版を使えるわけで。
購入前提にしているんだから買ってしまえばいい、とも思うんですが、しかしされども 
無料期間があるから購入に踏み切れない(使える期間は残さず使う)ってな貧乏性。

SAIの描きかけのファイルは転居先に持ってきたんですが、中途半端に塗っているものは
時間が開くと塗れないんですよねえ。そのときの感覚でないから。
うーむ、矢張り色々と思い出すことが先だなあ。
posted by しおのや at 22:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 読む観る聴くの楽しみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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